【ご報告】7月番町寄席 「雷太・松之丞 二人会」

2013年7月13日

IMG_20130705007月の番町寄席は落語の春雨や雷太さんと講談の神田松之丞さんの競演「雷太・松之丞 二人会」をおおくりしました。

◎出演者による熱演の写真は、全てクリックで拡大表示されます。

先ずは、前座の雷門音助さんが登場。ところで雷門一門は、雷門もしくは春雨家という2つの亭号を名乗るようです。音助さんと後に出演する雷太さんは、ルーツが同じということになります。また、講談の神田松之丞さんが選んだ演目は「雷電の神土俵」。今回の寄席は期せずして(もしかすると、狙い?!)「雷」つづきとなりました。

IMG_2013070509さて、音助さんの演目は「たらちね」。大家の紹介で妻をもらった八五郎。嬉しくて空想の世界に浸る八五郎の可笑しさ。そして、妻女のあまりにも丁寧な言葉づかいが起こす騒動を描いています。若い音助さんにピッタリの演目でした。それにしても雷門音助さん。表情も豊かで声もよく通り、前座とは思えぬ堂々とした高座でした。

続いては講談の神田松之丞さんで「雷電の神土俵」。江戸本場所在籍36場所中で、通算黒星が僅か10・勝率.962、大相撲史上未曾有の最強力士とされている伝説的な相撲取りのお話です。身長197cm、体重172kgの巨漢雷電の対戦の様子を身振り手振りで熱く語る松之丞さん。その松之丞さんが、また、なかなか立派な体格で臨場感がたっぷりでした。なにせ釈台を担いで一番町まで来たとのこと。担いで歩く姿も見たかったですね^^
それはそれで逸話になりそうです。話の山場でパパパッパンパンパンと叩かれるハリセンが小気味良い松之丞さんの迫力の高座でした。

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そして最後は、落語の春雨や雷太さんで演目は「竹の水仙」。
江戸時代初期に活躍したとされる伝説的な彫刻職人 左甚五郎を題材にしたお噺です。
気の強い嫁と養子呼ばわりされながらも呑気な宿の主人。この二人が、宿賃を払わず酒ばかり飲んでいる客が名工 左甚五郎とは知らずに宿賃を払わせようとするドタバタ劇です。 左甚五郎は、竹で水仙を作り宿代に変えようとする訳ですが、価値が分らないことから更にドタバタ劇が繰り広げられます。お噺の中では、水をやると蕾が開くという「竹の水仙」。存在するならば、目の保養に一度見てみたいものです。

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IMG_2013070501雷太さんは二度目のご出演。今回も表現力豊かな高座を楽しませて下さいました。
嫁のセリフを言うときは、どことなく怪しげな色気を。宿の主人は、おっちょこちょいで表情豊か。左甚五郎は、背筋がスーっと伸びて只者ではない雰囲気となります。
そして、最後に披露してくれた「かっぽれ」では若さ爆発!会場を沸かせてくださいました。