【ご報告】番町寄席「きらり遊かり二人会」

2014年5月12日

きらり遊かり二人会

5月の番町寄席は「きらり遊かり二人会」と題し、女流講談の神田きらりさんと女流落語の三遊亭遊かりさんをお迎えしました。 ご案内はおなじみ、青空遊歩さん。 当日は、開演中に突風や雨がふるおかしな空模様でしたが、会場には多くのお客様にご来場いただき、笑いが溢れていました。

今回は、落語と講談を交互に2席ずつ演じていただきました。

 

まずは、三遊亭遊かりさんによる「転失気(てんしき)」三遊亭遊かり 「てんしき」という医学用語を、和尚が知ったかぶりをしたばっかりに恥をかくというお噺です。恥はかき捨てとも言いますが、知ったかぶりはしないほうがいいですね。ちなみに「てんしき」とは「おなら」のことだそうです。

神田きらり次に、神田きらりさんによる「山内一豊・出世の馬揃い」 戦国武将・山内一豊が、若く貧しい武士だった頃、欲しい名馬を買うお金を妻が工面する。妻の内助の功がきっかけで出世の糸口をつかむというエピソードを講談にしたものです。 ちなみに、きらりさんは「講談界の宮里藍」と呼ばれているそうです。(笑)

 

三遊亭遊かり遊かりさんの2席目は、「子ほめ」 タダ酒を飲むために、人をおだてるための褒め方を教わった男が、町に出て中途半端に真似してみるが、なかなかうまくいかず失敗を重ねるという噺です。 落語の世界に入る前は舞台女優をされていた遊かりさん。抜群の演技力に惹き込まれ、クスッと笑わされてしまいました。

大トリ、きらりさんの2席目は、「谷風の情相撲」神田きらり 名横綱・谷風が、病気の父親をもつ貧しい力士の佐野山に勝ちを譲り多額の懸賞金を受け取らせ、佐野山はその金を元手に廃業後故郷で料亭を開き、父親の看病ができたという噺です。今で言ったら八百長ですが、情相撲とはいい物言いですよね。 テレビもラジオもない時代、町内には講釈場があり、皆そこで講釈を聴くのを楽しみにしていたそうです。講釈師も良いところまで話して、続きは次回またどうぞとやっていたそうです。そういう期待を高ぶらせるやり方、時代は違えどいつの時代も同じなんですね。 次回の演芸会は、7月になります。お楽しみに。