【レポート】5月番町寄席「瀧川鯉丸 二つ目昇進祝いの会」

2015年5月8日

本日は、大勢のご来場者をお迎えしてのお祝いの寄席となりました。

この番町寄席も大分定着し、毎回ご来場くださる方も増えました。そして、今回は鯉丸さんファンも多く駆け付けてくださったようです。

先ずは、前座の三遊亭遊松さんで演目は「松竹梅(しょうちくばい)」

2015050801「松竹梅」は、古典落語の演目の一つでおめでたい噺。 長屋の松五郎、梅吉、竹蔵の三人組、名前がめでたいということで取引先のお嬢様の婚礼に招かれる。余興としてめでたい言い立てを謡(うたい)の調子でやれば良いと隠居に教わり、3人で順繰りにセリフを言うが、この三人、名前だけではなく心持ちもめでたく出来ている。

「なったあ、なったあ、蛇(じゃ)になった、 当家の婿殿蛇になった、何の蛇になあられた、長者になぁられた~」となる筈が「納豆ぉ~?豆腐ぅ~?大蛇になった??」

鯉丸さんの昇進祝いに相応しい演目でした。

 

 

そして、今回の主役 鯉丸さんの一席目「馬大家(うまおおや)」

5月番町寄席馬好き以外には家は貸さないという、生まれつき馬が大好きという大家。 これを知った男が何でも「馬」尽くしで答え、遂には家賃をゼロに…

午(うま)年生まれで前職が曲馬団、今の住まいが横浜・馬車道でその前は厩橋と駒形橋の間に住み、練馬へ引っ越す、叔母さんが日本橋の小伝馬町と馬喰町の間にいて、おじさんが渋谷の駒沢と上馬に居ます…ってな調子で続きます。 全てが「馬」で収まり、スカッとします。

よくまぁ、こんなに馬を使って次から次へとセリフが出るものだ「ウマいっ!」

 

 

さて、鯉丸さんの昇進祝いの会ということでゲストが駆け付けてくれました。

一人目のゲストが、三笑亭 可女次さんで演目が「ブリのあら煮」

2015050803このお噺をご存知の方は落語通と言えるのではないでしょうか。 可女次さんはご自分で噺を作るそうで、このお噺も自作の新作落語のようです。老夫婦の会話を小噺風に積み上げていく形式で最初は戸惑うのですが、兎に角面白過ぎて遠慮がちだった会場も遂には吹き出す人、涙を流し笑う人で賑やかな様子となりました。 例を1つ2つ上げるならば、 「おじいさん起きて下さい睡眠薬を飲む時間ですよ」とか 「おばあさんわしの入れ歯を知らんか?」「すみません私が使ってました」とか

「あるある!」をちょっと超えた「そこ迄はないでしょ!?」が、大笑いさせられる秘訣でしょうか??

 

 

 

もう一人のゲスト 大神楽曲芸 鏡味よし乃さんの登場です。

よし乃さんの情報が少なく、とても楽しみにしていたのですが、お目に掛ると小柄で童顔。とにかく可愛いぃ~

しかし、芸はしっかりして魅せる芸を連発。少し、持ち時間が少なく感じる程にテンポの良い曲芸でした。

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最後は、モチロン今回の主役 鯉〇改め 瀧川鯉丸さんの登場!

2015050806本日の主役が最後を締めくくります。演目は古典落語の一つ「松山鏡(まつやまかがみ)」

主役は親孝行の正直者 正助。
両親の死後18年間墓参りを欠かした事がないという親孝行ぶりがお上の目に留まり、褒美を貰えることとなるが、無欲な正助は褒美を全て辞退した。
正助の願いはただ一つ”死んだ父親に一目会いたい”。
純粋な正助の気持ちに感銘し、何かしてあげたいと思案する地頭。
息子と亡父が瓜二つだと聞き、思いついた解決策は「鏡」。

鏡が珍しい松山の田舎での噺。
正助は鏡に映る自分を父親と勘違いし毎日毎日隠した鏡(の中の父親)に会いに納屋へと通う。
それは健気な様子で涙を誘うのですが、それを浮気と疑う嫁が現れると噺は一気に「笑」に変化していきます。

最初は「感動ストーリー」、しかし、実は「ドタバタギャグストーリー」。正直者は騙されます^^

次回の開催は、7月となります。またのご来場をお待ちしておりまーす!