【レポート】11月の番町寄席「春雨や雷太と元気な前座三人衆」

2015年11月17日

 今回も多くの落語ファンが駆け付けて下さった「番町寄席」。
ご来場ありがとうございました。

 最近は区の掲示板に空きが無く、告知が上手くいかないのですが、わざわざ調べてご来場いただき「これを楽しみにしているんだよ」と声を掛けて下さる方がいらっしゃいました。こういった声が本当に励みになります。ありがとうございます。

 さて、今回はお馴染みの春雨や雷太さんが若手(雷太さんもお若いですが)3人を引き連れての落語会となりました。

 今回は面白い構成で先ず「大喜利」からスタートです。お題を元に「〇〇と掛けて~」と楽しく始まりました。

20151113yose01そして、大喜利の後はトップバッターの桂竹もんが登場です。

演目は「寿限無」。

 このお噺は説明する迄もありませんね。
 桂竹もんさんは、昨年入門したてのホヤホヤ。と思いきや堂々とした高座に少々驚きました。調べてみると出身の熊本では、司会等のタレント活動をされていた方で地元の有名人とのこと。落語の魅力に取りつかれ30歳を過ぎてからの入門となったようです。

 歯切れが良い語り口、表情も豊かでそして、なかなかのイケメンさん。今後がとても楽しみな噺家さんです。

20151113yose02 続いては、入門2年目の桂伸力さんの登場です。

演目は「饅頭こわい」

 このお噺も有名ですね。怖い怖いと言いながら饅頭を平らげてしまうお噺です。
伸力さんは、とても緊張していたようで初々しい姿が印象的でした。

 

20151113yose03少し、会場も緊張感が漂ったところへ春雨や雷太さんの登場です。

演目は「二番煎じ」

 大好きな落語家さんが、11月も出演して下さいました。今回のお噺は「二番煎じ」
現代でも冬と言えば「火の用心」の声が寒い夜空に響きますが、これは江戸のお噺。
町内で自身番を置き、商家のだんな衆が交代で夜回りをすることになります。
実際のところは、店の若い衆が代わっていたようなのですが、お奉行所のお達しで
やむなく旦那衆がうちそろって出勤した夜という設定です。

 寒いだの金棒が冷たいだのと文句だらけで一回りした後は、隠れて熱燗と鍋で暖を取っている矢先に役人が来て…と展開します。

 このお噺は登場人物も多く、百面相を持つ雷太さんにはピッタリの噺ではありませんか?

20151113yose04そして最後は年明けに二つ目昇進が決まった雷門音助さんで

演目は「やかんなめ(癪の合い薬)」でした。

 そもそも、癪(しゃく)というものが聞き慣れないのではないでしょうか。
癪とは、胸部・腹部に起る激痛の通俗的総称だそうです。
 元々癪持ちだった奥様が外出先で突然癪を起して倒れてしまいます。この奥様の癪に合う薬というのが、「アカのやかん」を舐めること。この時点で何とも面白いのですが、そこへ薬缶のようなピカピカの頭をしたお武家さんが通り掛かる…会場からはこの時点でクスクス笑いが始まっていました。

 前回ご出演の際の音助さんは、とても可愛いお噺だったように記憶していますが、今回は奥様や女中さんも登場して少し色っぽい雰囲気を醸し出していました。
やはり、年明けに2つ目昇進が決まっているだけに勢いを感じる一席でした。

次回の番町寄席は、年明け早々 1月8日(金)開催です。