【レポート】9月番町寄席「らく人・寸志・愛九」三人会

2016年9月12日

残暑厳しい中、ご来場いただきましてありがとうございました。

9月の会も大勢のご来場者をお迎えすることができました。

今回は、いずれも番町寄席初登場の3人を迎えてのバラエティに富んだ落語会となりました。

さて、今回の高座の順番は当日にジャンケンで決め、決まった順番を元に演目も決めたそうです。ライブ感があります。結果、見事な構成になったのではないでしょうか。

※写真は全てクリックで拡大表記されます。

 

 トップバッターは、立川らく人

演目は「看板の一(ピン)」
20160909004 この噺の舞台は賭博場。
若い衆が素人遊びで博打をしているところへ年季の入った親分が現れる。そして、景気付けとばかりに賽を振るが、ポロッと壺の外へ賽がこぼれて一(ピン)の目が見えてしまう。それを見て「してやったり」とばかりにみんな一に張る。…が、一通り掛け終ったと見るや否や「さて、看板の一は片づけて~」とサッサッとしまってしまう。
壺の中には、ちゃんと別の賽子が入っているという寸法。これに感心した若い衆の一人が真似をしようとするが、壺の外と中でピンが揃うとは!?
真似をする若い衆がなんともノンビリしていて、らく人さんと重なります。
クスッと笑ってしまう一席でした。
diceところで私たちが見るサイコロの一(ピン)は赤ですが、これは日の丸を意識したもので昔は全て黒だったそうです。まめ知識でした。
20160909003そして、立川流での昇進には舞踊などの修得が欠かせないそうです。
立川流のエリートらく人さんの寄席踊り「かっぽれ」も披露されました。

 

2席目は、三遊亭愛久

演目は「死ぬなら今」新作
20160909005もし、地獄が袖の下が大好きな鬼ばかりだったら…という噺です。
この噺は、もともとは上方落語だそうですが、現在では東西ともに継承者が少ない珍しい噺とのこと。貴重な一席でした。

三席目は、立川寸志

演目は「佐野山」
20160909006江戸時代の大横綱で谷風梶之助と小兵 佐野山の噺です。母親の病等で金が無く、食べるのもままならずフラフラの小兵 佐野山、強いだけではなく人情も厚い谷風。そこへ佐野山の境遇と自分を重ね応援するファンの男が加わり織りなされる人情話。
寸志さんは、会社員として年を重ねてから念願の落語家となったそうです。その情熱も重なり噺に深みが増すようでした。年齢的に現在がピークですと笑いながら話す寸志さんでしたが、とても二つ目とは思えない貫禄の落語。先が楽しみです。笑いながらもグッと目頭が熱くなりスッカリ噺の世界に入り込みました。

 

 

 

今回は、ご案内役の青空遊歩さんの正装も際立っていました。
どこでお求めになったTシャツでしょう^^
写真右側は 親、「亀の背中に子亀を乗せて~♪」の東京コミックスとみーとみーさんと青空遊歩さん。
20160909002

20160909007

 

 

 

 

 

 

次回の開催は、11月11日(金)です。ご来場をお待ちしております。