奇数月におおくりしている番町寄席の11月は、立川志らく一門から人気若手落語家の3人に出演していただきました。如何でしたか?お楽しみいただけましたか?
開口一番は、立川らくぼさんが勤めて下さいました。演目は「時そば」
らくぼさんを楽屋で見かけた時は「あら?」と目を疑いました。ポスター用にいただいた写真より数段男前で背も高く爽やかな印象です。そして、高座に上がるとハキハキとした良い声で落語が聞きやすい。所作も堂々とした落語家さんです。これで前座さん?…と思いきや2013年の入門でいらっしゃる。そろそろ二つ目ですね^^
聞き慣れた「時そば」を新鮮な噺として聞かせていただきました。
二席目は世界でも数少ない女流落語家の立川志ら鈴さんで「金明竹(きんめいちく」。
こちらも有名な古典ですが、志ら鈴さんの歯切れの良い噺っぷりで大笑いさせていただきました。難解な上方の早口言葉と店の小僧のボケッぷりが楽しいお噺です。志ら鈴さんも年明けには、二つ目にトライするようです。頑張って下さい!
そして、トリを勤めるのはモチロン!立川志獅丸さん。演目は「親子酒」
志獅丸さん、モチロンお上手なのですが、何よりも魅力的で兎に角カワイイ落語家さんです。楽屋入りの時からニコニコされていらっしゃいましたが、高座でも可愛いオーラを振りまいていらっしゃいました。息子と禁酒を誓った筈なのに我慢出来ない。奥方にお酒をねだる様は何ともいじらしく会場を笑いの渦に… 是非、他の噺も聞いてみたい落語家さんです。
志獅丸さんは二つ目といえ入門から15年という大ベテラン!来年は、是非真打に!!
1月の番町寄席は、1月12日の開催です。江戸のお正月を味わっていただこうという趣向です。みなさまのご来場をお待ちしております。
<11月番町寄席 出演者・演目>
立川志ら鈴 「金明竹(きんめいちく)」
立川志獅丸 「親子酒」
ご案内は、安定の美声 青空遊歩
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