【レポート】1月の番町寄席「新春・江戸芸まつり」
1月12日(金)、新年初の番町寄席は、東京演芸協会のみなさまによる江戸芸まつり「江戸の町がやって来た! お正月だよ!」をおおくりしました。お正月気分を満喫していただけましたか?
芸達者の出演者が早くから準備をして下さり、大張り切り!来場者も沢山お集まりいただき、熱気ムンムンの会場は満員御礼!気持ち良い年明けのイベントとなりました。ありがとうございました。
先ずは、めでたい寿獅子舞の登場!1階ロビーからホールまでを優雅に練り歩きました。
獅子舞に噛まれると厄払いになるとお子様連れの若いお母さまの姿も見られました。
ご案内の青空遊歩さんの清々しい声が会場に響くと更にめでたさが増幅するようでした。
お若い!(声が…デス^^)
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ステージは、天まりさんによる珍しい和妻(日本古来の奇術)から始まり、源 吾朗さん・白鳥加奈子さんによる江戸からくり人形と続きます。天まりさんも源 吾朗さんも特徴ある語り口が面白く、会場が和やかなムードになったところへ、江戸紙切りの三遊亭絵馬さんの歯切れの良い語り口、江戸曲独楽 三増 紋也さんの超辛口トーク。ギャップの妙味!みなさん味のあるキャラをお持ちですね~
大トリは、日本に5人しかいないという貴重な幇間芸の悠玄亭 玉八さんが登場。幇間というと所謂たいこもちですが、たいこもちの語感とはかけ離れた粋で立ち姿所作が美しい芸人さんです。小唄・端唄・都々逸(どどいつ)と流れるように披露した後は、お座敷芸の一端(屏風芸)で笑わせ、最後は、かっぼれで楽しませて下さいました。
懐かしそうに口ずさんでいた年配の方と目が合うと可愛く微笑んで下さったのが印象的で忘れられません。
【プログラム】
寿獅子舞
源 吾朗(げん ごろう)、白鳥加奈子(しらとり かなこ)
和妻
天 まり (てん まり)
江戸からくり人形芝居
源 吾朗(げん ごろう)、白鳥加奈子(しらとり かなこ)
江戸紙切り
三遊亭 絵馬(さんゆうてい えま)
江戸曲独楽
三増 紋也(みます もんや)
幇間芸(ほうかん)
悠玄亭 玉八(ゆうげんてい たまはち)